炎ゆらめく中尊寺薪能とは
岩手県の平泉町、中尊寺では毎年8月のお盆に、薪能という行事が行われます。
薪能というと何のことだろうと思うかもしれませんが、これは火を灯しながら能を披露するという行事になっています。
まずこの日の夕方に白山神社の
神職が祭儀を行い、続いて薪能奉行が火入れの儀が行われます。
そして、メインの舞台の周辺にはに篝火が付けられ、
炎が燃える中、喜多流の能、和泉流の狂言が披露されます。
能や狂言というとなかなか馴染みがないという人が多いと思います。
しかし、この薪能は、屋外にある古くからある能舞台で能が披露されるため、大変独特な雰囲気の能を楽しむことができます。
あまり興味がないという方も
すぐにこの能の世界に引きこまれてしまいますよ。
暗闇にぽっと浮かぶ炎。
そして舞台では、中尊寺薪能が静かに始まる。
日本古来からある伝統芸能に
触れるということはきっとあなたも心が洗われるはずです。
この中尊寺薪能には、全国各地から能のファンが集まるようです。
ぜひ、あなたもこの中尊寺薪能に参加してみませんか。