築山の歴史とは
浄土庭園の大泉が池。
大きく雄大なその池は大変見応えのあるものとなっています。
この場所には、南西の隅、
そして南大門の西寄りに、築山(つきやま)というものがあります。
池の水面からすると、およそ4メートルの高さがあります。
水際から山頂付近まで、大小さまざまな石を使い、
立てていくことで岩山の姿を表しています。
まるで断崖絶壁にいるような、そんな気分にさせてくれるのが、
浄土庭園の築山なのです。
このように、浄土庭園には海辺の砂浜を表したもの、岩場を表したものなど、その場所その場所にしっかりと物語が考えられています。
ただ大きな池というわけではなく、
こうして細かな工夫がなされている点も素晴らしいですね。
何度でもみたくなるのが浄土庭園の大泉が池というもの。
築山も存在感をしっかりとアピールし、
静かにその場所に置かれています。
歴史に触れることで、あまり興味が
なかったという人でも、その世界観に入り込んでしまうことがよくあります。
友達に誘われ毛越寺に来てみると、
平安時代にどっぷりとつかってしまったという人もいるくらいです。
過ぎてしまった時間は取り戻すことはできません。
しかし、建造物や歴史の書などを見ることで、
その知識や考えを深めることはできます。
大人になってから歴史好きになったという人
は多くたいへんロマンがあるのが歴史だと思います。
歴史が好きであった人もそうでなかった人も、ぜひ平泉に足を運び、
歴史の端々に触れて行って欲しいと思います。