大泉が池の出島石組と池中立石
毛越寺といえば、藤原氏によって作られた浄土庭園が有名です。
もとは、地上における
極楽浄土を作りたいという目的を持って作られました。
800年前の姿を現在に伝える日本で最古の庭園は大変貴重で、
世界遺産登録を後押しする存在にもなっていました。
この浄土庭園の大部分を占める大きな池は大泉が池と呼ばれています。
中でも注目したいのが、出島石組(でじまいわぐみ)と池中立石(いけなかたていし)という部分です。
荒磯の風情を表している
出島石組と池中立石は、毛越浄土庭園を象徴する景観といわれています。
浄土庭園にはゆっくり座って休むことができるベンチもあるので、
歩き疲れたらここで休んでもいいですね。
出島石組と池中立石は
大きな池にたいへん映える岩場となっています。
浄土庭園は復元された庭園とはいえ、本当に息を呑むほど美しい庭園です。
ゆっくり歩きながら、平安時代に思いをはせてみてはいかがでしょうか。
浄土庭園は晴れた日には水面がキラキラと輝き、大変美しい情景となります。
また、夕日が落ちるころも大変情緒があります。
庭園が美しい寺は全国各地にありますが、
こうして美しい水辺を見ることができるのは毛越寺だけだと思います。
日ごろ生活に疲れ、どうしても気分が落ち込むというときなどは、こうした
歴史を感じる場所にいき、リフレッシュしてみるのもいいかもしれません。
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出島石組と池中立石を眺めながら、ゆっくりと休んでみませんか。