美しい大泉が池
毛越寺の浄土庭園。
あなたは見学をしたことがあるでしょうか。
浄土庭園のメインとなるもの、それが大泉(おおいずみ)が池
です。
大泉(おおいずみ)が池の大きさは、東西に約180メートル、
南北には90メートルとなっています。
これだけでもかなり大きな池であることがわかりますね。
この池の中には勾玉状の中島があり、南北に東西に70メートル、
南北に30メートルといった大きさになっています。
大泉が池の周辺は、
すべて貴重な玉石が敷き詰められ、より豪華さが増しています。
発掘調査によると、当時は南大門前から中島まで、
17間の橋がかけられていたことがわかっています。
橋杭は残存しているようです。
また、直径27センチの大きな橋杭は、その内の二本だけが抜き取られ、
宝物館にて、展示されています。
この橋の遺構は、わが国最古のものだと言われています。
浄土庭園は誰が誰がみても感動できる毛越寺のスポットだと思います。
当時の庭園を再現し、その迫力は凄まじいものです。
この庭園がこんなにも価値があるのは、
古い歴史が解明された上で復元が行われているからなんです。
建造物が立っていたこと、大きな池があったこと、
様々な発掘調査によってその謎が明らかになっていったわけです。
平安時代の雅で粛々とした世界観を、ぜひ味わってみてはいかがですか。
毛越寺本当に素晴らしい庭園であるため、じっくりと見て回って欲しいと思います。
お寺は地味で古いイメージがあるかもしれませんが、
毛越寺は本当に息を呑むような庭を見ることができるので、おすすめです。