八幡堂
八幡堂
勝利祈願のための八幡堂とは
全国的にも有名なお寺である、岩手県平泉の中尊寺。
近年、世界遺産に登録され、ますますその人気も高まっています。
東北地方のツアー旅行などではかならず、中尊寺の参拝が
盛り込まれているようで、観光客の数も順調に伸びているようです。
この中尊寺周辺には主要な
観光名所がいくつかあり、中でも八幡堂は押さえておきたい場所です。
八幡堂が作られたのは、
なんと天喜5年、西暦にして1057年と言われています。
その当時、鎮守府将軍と呼ばれた源頼義とその子供で
ある義家が安倍氏を討つために、ここ中尊寺で勝利祈願をしました。
そのために建てられたのが八幡堂といわれています。
あの大きな木々がつらなる月見坂を登り始めてすぐの場所に八幡堂はあります。
月見坂は長いため、途中途中に色々な建築物を見ることができます。
勝利祈願というのは
当時の武将からすれば、本当に命がけのことだったと思います。
現代ではこうして戦いを挑むということも、少ないかもしれません。
しかし、こうした歴史の現場に行き、当時を想像してみると、
なんとも不思議な気持ちになれるのではないかと思います。
この地にこの場所に、源頼義と義家がいたということ。
想像するたけで、胸が高鳴るような気がします。
中尊寺は穏やかで美しい場所というイメージあるかもしれませんが、
こうした戦の端々を知ることができる建物も見ることができるので、
大変おすすめです。
歴史ファンなら一度は来ておきたい場所ですね。