優雅な曲水の宴
岩手県の平泉、毛越寺の行事、曲水の宴(ぎょくすいのうたげ)という行事をご存知でしょうか。
この行事は毎年5月の第4日曜日に行われています。
庭園の川に盃を浮かべて、
その水の流れに合わせた和歌を詠むという遊びが、平安時代にありました。
この遊びを再現したのが、曲水の宴というものなのです。
参加する歌人たちは、平安時代の衣装を身にまとい、水辺に座り歌を詠みます。
この他にも若女の舞などが披露されるようです。
こうして昔の衣装を着て、髪型も当時のようにセットし、
こうした再現を行うと、本当に不思議な気持ちになるものです。
まるで平安時代にタイムスリップしたかのようなこのお祭りは、
大変優雅で見ごたえのある行事となっています。
厚い辞書や歴史の冊子でしかみたことがなかった情景が目の前に現れる行事、曲水の宴は、お子さんにも見てもらいたいと思います。
平泉の毛越寺ならではのこの行事に一度参加してみてはいかがでしょうか。
平安時代がもっと好きになるかもしれませんよ。
【期間 5月第4日曜日】