世界遺産の選定基準

日本では2013年に富士山が世界遺産に登録されましたが、そもそもどのようなのでしょうか。

世界遺産は1972年の第17回ユネスコ総会で採択された世界遺産条約(世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約)にもとづいて登録された、人類が共有すべき顕著な普遍的価値を持つ有形の不動産やそれに準ずるものが対象となっています。

これらは建築や遺産などが対象となる「文化遺産」、地形や生物多様性、景観美などを持つ地域などが対象となる「自然遺産」、そして文化と自然の両方において普遍的な価値があると認められた「複合遺産」の3つに分けられます。

世界遺産として登録されるためには、厳しい選定基準があります。

10項目からなる「顕著な普遍的価値」の評価基準の中で、少なくとも1つ以上に合致しなくてはなりませんし、「真実性」や「完全性」も合わせ持っていなくてはなりません。

また、その物件が締約国の国内法により適切な保護管理体制が取られていることも、選定基準に含まれます。

さらに、将来的に世界遺産に登録する計画があるものはあらかじめ「暫定リスト」として届け出をして審査をパスしなければ、その後に世界遺産として登録されることはありません。

世界遺産に登録された案件

重要なのは選定基準だけではなく、前もっての準備も手を抜けません。

最近では、以下の内容が世界文化遺産、世界自然遺産に登録されました。

世界文化遺産

  • 「国立西洋美術館・本館」は、2016年7月17日に「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献 ―」(7か国17作品)の1作品として
  • 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」2018年7月
  • 「富岡製糸場と絹産業遺産」2014年4月。
  • 「富岡製糸場と絹産業遺産」2015年
  • 「北海道・北東北の縄文遺跡群」2021年7月

世界自然遺産

  • 「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」2021年7月

次に注目される世界遺産候補

現在(2022年)、国内で暫定リストに入っていて、次に注目される世界遺産候補は、
  • 「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」(2023年の推薦を目指すを目指す)
  • 「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」 (2024年の登録を目指す)
  • 「彦根城」              (2024年の登録を目指す)
  • 「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」

などです。

世界遺産の登録数を増やしすぎで保護に資金が回せないという批判がある一方、次に注目される世界遺産候補というだけでも、多くの観光客が押し寄せてきます。

やはり、観光客誘致という経済的メリットは大きく、今後も世界遺産の数は着実に増えていくことが予想されています。

東北自動車道の平泉前沢ICから世界遺産平泉へ

「A級スポット!」・・・そして、弁慶も呆れた!? 平泉の「B級スポット・珍名所・B級グルメ」も探索! 当サイト管理人 「ばしょー」 が、夢の楽園(笑) 平泉を、ご案内します。

世界遺産 平泉の正式名称

「平泉 - 仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」

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中尊寺 金色堂

中尊寺

2011年5月 当サイト管理人 撮影

「B級スポット・珍名所・B級グルメ」の判定に関しましては、管理人の独断で決めてます。(汗)